4/13/2010

日本の国際ハブ空港は成田+羽田で十分

 4/13夜のBS-8、プライムニュースは羽田空港拡張問題をとりあげていた。興味を引いたのは、日本のハブ空港、羽田も成田も、世界の他空港に比べ発着回数の割に利用人数が多いことだった。すなわち、国際線では極東の欧米からは遠隔地なので大型機が適していることと、羽田空港の発着枠の制限から国内線では大型機にならざるを得なかったことだ。
 いま関西の3空港の連携問題で関係の大阪府と兵庫県の利害が対立している。橋下府知事は関空のハブ空港化に伊丹が邪魔なのである。でも、上記のことと考え合わせれば、日本に米欧との国際ハブ空港は大型機が前提となると集客上からも首都圏にひとつ(成田と羽田とあわせてひとつと勘定する)あればたくさんなのではないか?全国の国際線客はそのハブ空港へ国内線で移動し、乗り換えることになる。関空も中部も中近距離国際線しか受け持つことしか存在価値はないのだろう。いままで成田の発着枠が絶対的に不足し、羽田の国際化もなされていなかったので、暫定的に関空と中部国際空港に流れてきた、と見るべきだろう。
 考えてみれば、欧州にも米国にもそのなかの日本ほど狭い地域では長距離国際線空港はひとつしかいらないだろう。欧州中央部ならロンドン、フランクフルト、パリ、米国ならニューヨーク、シカゴ、アトランタ、ロスアンゼルスなどだが、いずれも日本より広い空勢圏を持つ。
 もちろん中国の各地方などアジア各国と結ぶ中近距離国際線は関西、中部のみならず全国各地に造られた地方空港を有効利用することは十分考えられる。

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