4/12/2010

野党ぼけのまま・民主党

 いつまでたっても野党時代の姿勢から脱却できない民主党政権だ。300議席以上を持つのだから、好きにしたらよいのだと思うが、政策決定の動機は自民党時代のやり方を180°変える、またうまくいかないと、自民党時代の負の遺産のせいにする、だけのことになっているようだ。
 昨年、麻生政権補正予算の東京外環あるいは六路線の高速道路4車線化を止めたのは、それはそれで理屈はあった。それが、今回の解除で予算措置を税金を投入する合併施行からNEXCOの会社施行に変えた。会社施行ももともとは利便増進事業の3兆円の国費を投入したカネからの流用でだから、国費には違いない。国民への割引の財源がコンクリート(道路建設)に流れただけだ。
 ETCも野党時代から目の敵にしてきた。今回、現金と同じ扱いにして、敵(かたき)をとった。しかし、首都高と阪高の距離別料金制は現金客は最高額徴収するという。同士(現金客)を裏切ったかたちだが、自民党時代に距離別料金制が頓挫したので、これを民主党政権の手柄にした、とみるとわかりやすい。
 すべて、自民党前政権と逆のことをやって(何でも反対の野党時代の心根)、それが政策の動機だとみるとすべてが解明する。

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