3/19/2010

首都高距離別料金は当たり前

Asahi.com3/18の記事「首都高と阪神高速、距離別料金への移行検討 国交相」を以下にコピペする。

前原誠司国土交通相は17日、定額制の首都高速、阪神高速の通行料について、距離に応じて課金する「距離別料金制」への移行を検討していることを明らかにした。距離別料金は自民党政権でも検討されていたが景気への影響を懸念し、先送りされていた。現在は首都高東京線と阪神高速阪神東線が700円、首都高神奈川線が600円などの定額制。両高速道路会社は「利用者に公平で使いやすい料金体系にする」などとして、300~1200円の範囲で距離に応じて50円ずつ加算する距離別料金制を2008年度中に導入する予定だったが、原油高や景気悪化を理由に前政権が先送りを決めた。前原国交相は記者団に「距離に応じた料金を検討している」と語ったが、移行の時期や金額については明らかにしなかった。首都高、阪神高速は交通量が多いため、民主党は当初から公約である「高速道路原則無料化」の対象外にしていた。ただ、以前検討されていた料金体系だと値上げになる利用者も少なくない。無料化は都市部より地方が先行することもあり、実質値上げになれば都市部の高速道路利用者の反発は避けられない。首都高、阪神高速以外の高速料金については6月、一部路線の無料化と同時に現在の「休日上限1千円」などに代わる新たな料金制度を実施する方針を示している。

 さすがは民主党政権のやることだ。四年間のうちに自民党時代できなかったことを片付けて欲しい。

 まずは、首都高などの料金が過去一律(各料金圏ごと、例えば東京線は普通車いまは700円)だったのは、出口料金所が用地あるいは本線上渋滞の回避などの制約で設けられなかったからだ。その弊害で、同じ料金ならできるだけ長い区間を乗った方が得との意識で、都心通過渋滞が異常なことになっていた。中央環状線ができつつある今、その弊害も解消されつつあるが、抜本解消するには距離別料金の採用が欠かせない。ETCが普及したいまそれが可能となった。出口はETC対応の機器を設置するだけでよいからだ。必要な区間だけその受益に応じた料金で利用できるのが、都市高速道路には必要な機能だった。それがいままでなかったのが異常だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿