1/21/2010

ミャンマーの敵の敵・中国が唯一の味方

 ミャンマー(旧ビルマ)に行ってきた。ミャンマー人は親日的だ。軍事政権の強圧下、何事もないかのように暮らしている。軍人がいそうな空港とか首都ヤンゴン(旧ラングーン)で、軍人は一切見かけず、のんびりした雰囲気だった。現地ガイドに聞くと、目に見えない締め付けは相当のものだという。旅行者にはわからないようにしているのだろう。
 一週間のミャンマー国内周遊旅行だったが、以前はビザが三日間だけだったそうで、首都以外に行くことはできなかった。それを緩くし外国人が回れるようになったのは、軍事政権の余裕かそれとも諸外国の圧力からなのだろうか?
 国民の生活を圧迫している軍事政権の命綱は北の隣国・中国の影響力だ。それを断つには米国がまずは軍事政権と関係を持つしかないという、悪と手を結んでその悪を変えていくという、現実外交手法が必要ではないだろうか。スーチーさんの人権とかはそれからだ。欧米からの経済封鎖がミャンマー軍事政権を中国に追いやっているのだ。
 北朝鮮も悪の枢軸だが、ミャンマーとは違い、圧力が必要だ。問題の国家によって対処方法が違う。

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