12/17/2009

関西の府県では解決できない(三空港問題)

 関西にある三空港(関空、伊丹、神戸)はお互いに競争相手であると同時に補完して発展すべきものだ。その意味で、いままで国(運輸省→国土交通省)が機能してきたかどうか問題だ。いま、前原国交大臣による交通行政の転換で、どのように解決させるのかに興味がある。
 橋下大阪府知事の主張する「伊丹廃港、国内国際とも関空への集約」に賛成だ。ただし、彼の言う、伊丹成田線の廃止、集約後は関空成田線廃止だが、は賛成できない。日本は狭い国だから、国際ハブ空港は本州にひとつでよい。近距離国際線は別だが。それと、成田と羽田は相互補完して発展させるべきだ。いままでの内際分離(羽田と成田に)ではなく、双方ともに、内際のハブ空港化を目指すべきなのは、ひとつでは容量が足りないからだ。関西では、内際合わせて、関空の二本の滑走路で間に合う。首都圏の国際線容量が以上の施策で増加すればなおさらだ。
 そのような正論をひっさげて橋下知事が関係府県に働きかけても、とくに、兵庫県知事は自県内の都合だけで、伊丹廃港には絶対反対している。都道府県毎の自治というものには限界がある。関西州にするか、国直轄の裁断が求められる。前原大臣はこういうときに地方任せで逃げている。(補助)ダムについては余計なお節介をしているのに。
 なお、交通政策で言えば、文痴がたびたび話題にする北陸新幹線の新潟県vs他の関係県の関係も同じだ。北陸州にしないと完全解決はしないのではないか?

0 件のコメント:

コメントを投稿