9/17/2009

チルドレンは投票マシーンの一票になってはいけない

 民主党は308議席(選挙後民主会派で311)の大躍進を遂げ、新人議員が大量に生まれた。小沢チルドレンなどと揶揄されるが、一人一人の議員はすべて平等の権限を持つことは忘れてはならない。
 小沢幹事長は次回の選挙で再選されることを目標に議員活動を心がけて欲しいと注文をつけた。そのためには地道な選挙区活動をというのだろうが、少し違うのではないだろうか。
 間接民主主義の代議員制度では、所属の党は投票での勘案事項だろうが、あくまで議員そのものを選出することになる(比例代表は別だが)。任期中の政治行動はその代議士の判断にすべてを任せることになる。それが間接代表制ということだ。今回の選挙では、かなりの選挙区で、候補者本人のことよりも所属政党がどこかで、投票した有権者が多かったはずだ。鳩山民主党(小沢氏)に議決マシーンとして308議席(票・・・衆院での議決票)を預けたのだと。でも、これは違う。任期中にいろいろなこと(政局)が起こるかもしれない。そのときは、間接代表の議員個人個人が判断することになる。党議拘束という制度があるが、議決は本来は個別の議員の判断によるという基本からの特例として言っているに過ぎない。
 新人議員は与野党問わずその判断が一人の政治家としてできるようにならなければならないし、それができるようになったかが、次回の当選の可否につながるのではないか。

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