8/28/2009

年金制度を戦前のものに戻せ

 各党が公約している年金についてそもそも論を展開する。北欧諸国が福祉の先進国だというが、かの国々はバイキングすなわち海賊を生業としてきた。危険な商売だ。襲われる方も大変だが、襲う方だって死者は出る。だから、その遺族を生存者で養うことにしないと海賊業が続かない。これが福祉の始まりだ。生命保険のようなものだ。軍人(遺族)恩給も同じだ。傷痍軍人だったら退役年金は不可欠だ。いま米国がその財源確保で大変だという。戦前の官僚の恩給も勤務条件のひとつだったろう。退職したら格下の民間企業にお世話(いま天下り、という)にはなれない。恩給の保障があるから(退職後の心配をせず)思い切って国家のために働ける。
 いま厚生年金と呼ばれるものは企業年金だ。個々の企業あるいは企業グループが自己資金で職員の退職後の面倒を見るのは自由だ。
 以上に国家補助がなぜはいるようになったのだろうか?恩給は雇用主の国が払うべきものだ。補助ではない。さらには国民年金は企業(雇用主がいない場合もある)が金を出さないのに、国がなぜ出すのか?
 基本は個人年金ともいうべき、若いうちの積み立てとそれの老後になっての取り崩しだろう。ありとキリギリスの「あり」が基本だ。

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