7/31/2009

国が道州政府に分割される

 自民党のマニフェストに載る予定の「道州制」について一言。民主党は将来の課題としている。
 47都道府県の合併・少数化・広域化で、近年の交通改革などのおかげで、行政事務の繁雑化に対応しようとするのは、国-県-市町村(基礎自治体)の三層構造の矛盾を解決することにならない。国を道州に分割する、ということでなければならない。日本が複数の道州により競い合うことにもなり、地域の事情をふまえた行政が可能となる。今の中央集権は明治以来だが、国の成長時期には必要だったものが、これからは成熟した社会を構築するのに、なんでも東京からの指令ではうまくはいかない。
 日本国には外交、防衛など最小限のものを残す。道州政府にいまの国家公務員の大部分が移行するイメージだ。都道府県も道州に吸収される。1770あまりに合併した市町村の数はもうこれ以上減らない(合併が進まない)のであろう。基礎自治体は住民の一体感が必要だからこれ以上無理をするべきではない。だから、11程度の道州-1700程度の市町村(道州毎には平均160)の二層構造となって合理的な行政が可能となるのである。

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