6/03/2009

後継は血筋で円滑に、小泉家と金家

 自民党の世襲候補禁止公約が次回の衆議院選挙では適用されないことになった。神奈川11区の小泉進次郎氏は晴れて自民党公認で立候補できることになった。これで、当選すれば世襲と言うより実力で政治家になったと言うつもりなのだろう。過日、11区では候補者の公募をしたが、進次郎氏以外はいなかったという。そりゃそうだろう。高名な父をもつ若者にすぐさま対抗できる素人などいない。進次郎氏は11区を遠慮しなければ公平とは言えない。
 この候補者人選は先代政治家本人(元首相)の要望と言うより、選挙区後援会の都合のほうが大きい。後継候補でもめるより、血筋で決めた方が異論が出にくい。
 話は違いすぎるかもしれないが、北朝鮮で金氏三代の統治者となりそうなのも、同様の事情なのではないか?同国の統治階層を持続させるためには、トップの交代をスムーズにしなければならない。戦後の日本で、「国体」護持と言っていたものと似ている。万世一系の天皇も父系の血筋で選んできた。

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