5/29/2009

もう買うものがない、経済学者はどうする

 新興国の中国とかインドが世界経済を牽引しているように言われる。中国は年率8%の成長が最低で、それ以上の実績を重ねてきている。先進の日米欧も経済の拡大を目指すべく努力している。しかし、そのような成長が先進国にとって未だに必要なのだろうか?
 中印が二桁の成長を続けているのは、国民生活の豊かさを急激に伸ばしているからだ。消費財で先進各国民と同様なものをそろえる需要を考えたら、二桁成長が当分は続く。中国には沿岸部に続き内陸部に莫大な人口がある。インドも11億人の大半が貧しい。
 日本など先進国の家庭にとってもう「買うものがない」状態に達した。古いものを日本人は「もったいない」からと大事に使う。だからその古いものを下取りすると銘打つセールスも出現した。しかし、無理してお金を使うことはない。日本の経済を、物質的に豊かにするいままでのモードから、転換する必要が出てきているのではないか?ブータン王国でのGNH(国民総幸福度)ではないが、GNPの伸び以外の達成目標の指標を考えるべきだ。経済学者は。

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