4/23/2009

「奴隷制度」で要望の第2名神ができる

 また橋下知事ものです。
 橋下知事は直轄事業負担金を奴隷制度だとし、断固拒否する姿勢を示している。その一方で、関西の各府県が推進する第2名神道路の未通区間の建設促進をNEXCO(高速道路株式会社)に働きかけている。NEXCOの高速道路は借金で建設するので、地元負担はゼロだからと思われる。同未通区間の凍結を主張してきた一人が猪瀬直樹氏(現都副知事)だ。その理由は簡単で、採算がとれない、すなわち、通行料収入では借金の償還ができない。
 文痴もその点では猪瀬氏に同調する。全国プール制とかで、ドル箱の東名高速などに負ぶさって極端な不採算路線を作りすぎたのだ。そのため、不採算でも、すなわち、有料道路にせずに、国土政策上の幹線道路として必要なものを新直轄(無料)高速道路として建設する方策ができた。これは通常の国道建設の財源分担と同じだから、国のほか地元の都道府県の負担が必要だ。それを「奴隷制度」で拒否するというのであれば、第2名神道路は宙に浮いてしまう。橋下知事はそこのところの整理がついているのだろうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿