4/20/2009

本四フェリー廃止に最後の一押し

 高速道路の料金大幅引き下げで、フェリーの利用が激減し、フェリー運航会社が困っているという。JRもそうなのだが、こちらは大会社だから文句は言わない。本四架橋地点と競合する宇高フェリーなどは、本四架橋が完成したときに廃止される運命だった。しかし、有料料金が高すぎたので、いままで延命したのだろう。今回の料金大幅引き下げ措置は二年間のみだ(ということになっている)。そうであれば、フェリー会社廃航路の動きに最後の一押しにもなるが、二年後にまた旧の高料金に戻すならば、そのときは経済的で便利なフェリーはない。そうであるなら、高速道料金政策の気まぐれが会社をつぶしたことになる。
 文痴のかねてからの主張通り、有料道路は利用車の利便の範囲で料金を設定すべきだ。つまり、払って少し得になる程度に。そうしていれば、宇高航路などはとっくの昔に廃止になって、皆、幸福だったのに。以上の料金収入が高速道路の運営費(建設費償還+維持管理費)に満たなければ、道路特定財源だった一般財源から補填すべきだ。ガソリン税なども通行料の一種だ。

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