4/13/2009

世界の非常識・集団的自衛権の拒否(ソマリア海賊対策)

 ソマリア沖に海賊対策のために海自護衛艦が展開中だ。活動の根拠となる法律が未制定のままの見切り派遣状態に変わりがない。一番問題だと思われるのが、集団的自衛権の発動になるおそれから日本に関係(日本船籍、日本人船員、日本関係荷物)のない船舶の護衛ができないことだ。集団的自衛権は憲法に違反しているわけではない。内閣法制局が歴代政権に対し「禁じている」だけだ。おまけに、海賊は国家の戦力とはいえないから、「戦争」にはあたらず、集団的自衛権の概念には入らない。
 海上で海賊活動を目撃したときは、どの船舶といえど、被害船に対し支援行動をとらなければならない。これは、一国の定める以上のような行動規則より上位に立つものではないか?
 現に、非関係船舶が自衛艦が護送船団を組む中に入れてほしいというのを拒んではいない。また、たまたま、海賊行為を自衛艦が目撃したときは武力以外の方法で威嚇し退散させてもいる。海賊からみんなで守りあうという世界の自然法をまずは遵守しなければならない。

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