2/13/2009

自民党は割れてから選挙の試練を受けるべき

 自民党の中の政策の違いが顕在化してきた。もともと郵政民営化を象徴とする新自由主義経済運営の小泉元首相と竹中元大臣の考えとかなり違う政治家が多いし、郵政選挙で離党した無所属議員を麻生首相が徐々に復党・重用させてもいる。そのような麻生自民党から逆に離党したのは渡辺喜美議員一人だけだ。
 この状態のまま、総選挙を戦い、選挙結果(与党でなくなれば)によっては政界再編に突入するというのが自民党側のシナリオとなっているようだ。しかし、それだと有権者の投票行動の選択に再編後の政界の姿が入ってこない。政策の違いがあるなら、選挙前に再編し、政策毎の旗のもとで正々堂々と戦うべきだ。
 小泉元首相のお墨付き(2/12の麻生批判発言)が出ないと離党に踏み切れない若年の議員は、所詮当選することだけが目的、あるいは、与党にいたいだけ、と侮られるだけではないだろうか。そのようであれば、次回は落選間違いない。

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