1/26/2009

職は一次、三次産業へ

 自動車あるいは家電関係の製品需要が世界的に落ち込んでいる。これら二つは耐久消費財の代表だ。作り販売しつづければ、いずれは飽和状態になる。耐久的なものだから、あとは長年月後の買い換え需要しかない。その時期がついにやってきたのだ。両産業の経営者も予測していたことだ。米国車は大型車でエコでないから売れないというだけでなく、日本車のようなエコで価格もリーズナブルなものまで売り上げは激減した。経済が恐慌状態の中、そのように売れゆき減の傾向だったのがいっぺんに顕在化したのだ。
 日本国内で、両産業に従事する非正規労働者が雇用調整で職を失うようになった。彼らは他の産業に転職すべきだが、求人がないと訴える。でも、農林水産業は人手不足だ。都会ではサービス業に人手が集まらないと聞く。介護など人間の労働が不可欠な分野も人がいない。これらには外国人であっても労働者が必要だという。年齢、性別、資格の有無など、個々の失業者すべてにぴったり当てはまるものはないだろうが、職は多くから探せば見つかるものである。麻生首相の諭す、何をしたいのか?ではなく、選り好みせず何んでもすれば暮らしては行けるのである。
 それは世界の各国では当たり前のことではないか?場合によっては、食うために仕事をする、ということもやむを得ないことだ。

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