1/16/2009

予算は終わり。政策論争は別に

 二次補正予算が衆議院で可決、参議院に送付された。参院多数を占める野党がこれをどう扱うかが焦点となっている。野党には不満な予算案だとしても、早く否決(否決すれば予算の衆院優先で原案通りとなる)すればよい。関連法案は予算執行に必要だから、60日みなし否決を待たずに、否決(衆院再可決させる)したらよい。野党の主張は旧年内に二次補正を審議、早く執行せよ、だったはずである。だから一二ヶ月遅れでも早いほうがよい。定額補給金の部分は反対なようだが、衆院多数の与党の案が結局は通ってしまう。予算は本予算だけでなく補正予算も含めて、与党政府案が修正なしで可決されるものだ(と理解した方がよい)。もちろん審議は必要だが。来るべき総選挙ではこの予算(補正、本予算)の是非を争点に戦われることになる。
 むしろ、公務員制度とか地方分権のこととか国の基本のことで争ってほしい。予算はこの経済危機で与野党だいたい同じ考えではないか。経済対策が不必要という政党はないはずだ。細かい差異はさておき、迅速性が求められるのである。

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