11/25/2008

殺人がバーチャルで簡単に

 小泉容疑者の自供によれば、行政への恨みだったが、なんだか殺人の動機としてははっきりしない。行政一般への恨みがトップに向かったのは、伊藤一長長崎市長のケースと同じだ。山口元次官がいい人だったというのとは無関係だ。シンポルが標的になった。
 それにしても、漠然とした恨み-特定の人を憎むというのではなく-が殺人にまで至るというのは、秋葉原無差別殺傷の加藤容疑者とも共通する。怒りやすい人がよく街頭で怒鳴っているのは目にするが、それが殺人になるとは社会も変わったものだ。
 文痴が若い頃は、高倉健とか小林旭がやくざに扮し、単身相手の組に乗り込んで、刀で人殺しをする任侠映画はよく見た。かっこうよかったが、刃傷沙汰は恐ろしかった。ナイフ、短刀あるいは流血を見ると、引いてしまうのは、そのときの教育効果かもしれない。いまはそれらがゲームの中で、戦争までバーチャルに戦われる、時代なのだろうか?

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