10/30/2008

日本人に逆張りのすすめ

 日本株だけが、底が見えない。これは日本人特有の付和雷同的行動のあらわれだ。株価には適正値というものがある。自身で考え、適正値を下回ったら買いにはいるはずだが、日本人全体の傾向で自分の行動を決める習性があるらしい。だから、底はより深く、山はより高くなる。
 景気判断も同じだ。不景気だとマスコミが騒ぐと、自分の消費行動も収縮にはいる。それらが合成され、ますます景気が悪くなる。デフレスパイラル(恐慌)状態だ。これにも「逆張り」をしたらどうか?物価は安くなっているのだから、少し余裕のある人は消費を増やすチャンスだ。将来を心配して消費を控えるというが、いま景気が悪いということは将来は景気がよくなる前触れだ。景気がよいときにゆうゆうローンを借りた愚が「兜の緒を締める」べきだったのと正逆だ。
 第二次経済対策でひとり数万円の給付金が検討されているが、これは純増支出にしなければ意味がない。貧困層のため(経済全体を活性化させるため)にもこの金を全額消費増加すべきだということを肝に銘ずるべきだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿