10/28/2008

石油価格が下がってどうするか

 今回の金融危機に併行する現象を見逃してはならない。株価は大幅に続落しているが、余剰資金が引き上げているのは原油などの資源市場からもだ。原油価格が140ドル/バーレルから半分の70ドルへと暴落(もとに戻っただけだが)した。円高だから、円建てだとさらに下がった。いままで各産業あるいは個人の需要から燃料油高騰を嘆いていたのが、まったくもとの平常に戻ったのだ。
 そこでなにもなかったかのように、今までと同じエネルギー消費をつづけ、(数ヶ月前までは課題だった)省エネの努力の継続をしないのではないかとおそれる。その努力は無資源国日本に長期的に必要なものだし、なによりも地球環境には不可欠なものだからだ。

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