10/10/2008

枝葉末節に要らぬ抗議(和歌山ヒ素)

 「井戸を深く掘れば、最後にヒ素が出る。和歌山に行かなくてもヒ素入りの穀物ができる」との鳩山邦夫総務相の佐賀県での発言が失言として報道されている。発言の主文は前半で、後半の「和歌山に行かなくても」の部分はわかりやすい比喩として言ったものだろう。中山前国土交通相の日本は単一民族発言のアイヌのことも同様だった。主目的以外の部分についてはどうしても軽くなってしまう。和歌山もアイヌもそれを目的として発言したわけではないから、関係者はそう目くじらを立てることはない。
 鳩山大臣はたぶん、地下水依存の農業より河川水を開発した農業水利を大切にしなさい、と述べたものだと思う。この農業用水水源問題に異議のある向きは堂々と反論したらよい。それが言論というものだ。

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