10/06/2008

折り込み広告がごみ問題の大所

 10月からの東京区部のごみ収集区分けの変更について感想を述べたい。(目黒区の場合だが)ざっと言うと、その他プラごみが不燃から可燃あるいは資源ごみになったが、資源ごみへの一部移行の問題点は、先月末に述べたように、重箱の隅をつっつく弊があることだ。
 ここは大所(おおどころ)を捉える必要がある。100%のうち90%を捕捉・改善できれば、残りの10%は後回しで(極端に言えばどうでも)よい。90%のなかにはいまだ見過ごされているものがある。まずは、ごみ(資源になるものを含め)の絶対量をみてみると、生ゴミ以外で多いのは新聞紙だ。でも、新聞は情報化時代に不可欠で、リデュース(発生抑制)は出来ない。しかも新聞紙は古紙として資源流通ルートに乗っている。
 問題なのは折り込み広告だ。新聞紙と一緒に資源ごみとして出してよいとしているが、リデュースすべきだ。わが家では中身を見ずに、そのまま新聞紙ストッカー直行だ。折り込みは新聞配送店には収入になるのだろうが、広告主にはそんなに効果がないことはわからないらしい。広告は必要とする対象に(のみ)届けられなければ、無駄だ。インターネット(グーグルなど)はそのようなシステムになっていると聞く。廃棄物減量以前に、原料でいえばパルプ資源、用紙加工の過程ではエネルギーの浪費で、脱炭素社会の点から見ても大いなる無駄だということを言わねばならない。重箱の隅のプラごみが資源か可燃かを議論する前に。

0 件のコメント:

コメントを投稿