9/24/2008

昔の政治家がよかったというのか?

 自民党の総裁選で麻生氏が選出された。その選挙の過程で、五人の候補に関して、三角大福中時代の総理・総裁に比べ「小粒」になったと、懐旧するマスコミ論調があった。
 しかし、昔の自民党権力者が何をしてきたか忘れた話だ。金権、派閥、密室政治だったし、いまでもそれらは肯定できることではない。政治の対象も現在の複雑さとは違って、冷戦下の米国庇護下の外交、所得倍増などケインズ経済学を単純に適用できた国内のみの経済舵取りなど、誰がやっても出来る(官僚がやった)時代だった。
 いまの政治家はTVなどに出演するようになり、そこでの発言をはじめとし、「軽く」なったと揶揄する。しかし、TVで国民に政治を説明でき、理解してもらうことこそ民主主義にとって重要なのではないか。一般対象だからわかりやすく(それは軽いと言えば軽いが)説明しなければならない。でも、一般国民もそんなに馬鹿ではない。TVでも(密室の正反対なので)ある程度の政治知識は持てる。その結果は次の総選挙でわかるはずだ。

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