9/08/2008

総裁選立候補すると得になる自民党

 自民党の総裁選が様変わりしている。各派閥がその領袖を総裁候補として推挙するシステムがなくなっている。代わりに派閥横断的な推薦で政策に明るい若手が我も我もと手を挙げるようになった。
 なぜこうなったかは損得勘定による。立候補して敗退した結果、損をするようなら、最初から出ない。少なくとも損はしないようになった。派閥の親分が出ないのだから、子分が出るのを防ぐことは出来ないだろう。もと総裁の小泉さんも、今回有力候補の麻生さんも、複数回敗退して、だんだんと力をつけてきた。能力のある人にとっては立候補はステップアップのためだと言っても過言ではない。自民党では。
 一方の民主党では小沢さんの再選できまりといっても、代表選挙の対立候補が出てもよいようなものだが、出る気配がない(明日の告示日に明らかになる)。出(て敗退す)るといろいろと不利なことがあるのだろう。

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