9/05/2008

わかりやすいが賛成になる

 三年前の前回は小泉劇場でお題は「郵政民営化の是非」だった。今回は「経済財政路線の財政再建か上げ潮か」になるのだろう。
 日本人は何かの政策を判断するとき、それを完全に理解したかどうかが基準となる。理解してやはり反対だ、ということが少ない。わかりにくければ、何かだまされている、裏で隠れて陰謀をこらしている、などと考え、賛成には決して回らない。わかりやすければ(とりあえずだが)信頼するに足るというわけだ。
 自民党の総裁選と民主党の代表選のどちらが、以上のセオリーに沿っているか自明だ。本命・麻生さんが与謝野さん、小池さん、石原さんに頼んだのではないか、経済財政寸劇の役者として。

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