5/20/2008

ロシアの「アブラ」銭

NHK二夜連続「沸騰都市」を見た。ドバイの場合もロンドンの場合も都市沸騰の元手となる資本はアブラ(石油)関係の金からだった。前者は中東の産油国、後者はロシアだ。金があれば、都市は発展する。それだけの話だ。
ロシアはもともと産油国で、ソ連時代、石油の収入があったから異常な共産主義体制が70年も続いたと言われる。金がない国の共産主義はとっくに独裁政治の手段・隠れ蓑と化している。
石油を高値にしたのは中国とインドの需要だ。この両人口大国の労働力が世界経済の実体で、地下に眠るだけの石油の値上がりを自動的にゲットする方が虚体だ。石油がなくなったときこの「あぶく」銭繁栄は終わる。または、高値の石油が代替エネルギーを可能にし、そちらに転換が進めば石油だけの国は滅びる。

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