3/07/2008

金あまり時に新銀行とは

いつのときから「金あまり」と言われてきたのだろう。銀行は金を貸したいのに借りる人がいないが、預金はどんどん入るから国債でしか運用できない始末だ。余った金は国内ではサラ金(銀行の子会社)へいく。国外では円キャリー取引で、一説には、サブプライムローンに投資されたそうだ。日本の異常な低金利が原因で、世界中が金あまりと化し、その結果投資が不健全になっている。金を無理矢理貸して、借りた方が不幸になる。悪徳(高利)貸しだ。
日銀の福井総裁はそこのところがわかって、金利を上げたいのだが、自民党の横やりでそれが中途半端になる。自民党は国債の償還利息が安くなればよいとの財務省の手先だ。その与党が財務省OBの新総裁を推しつつある。あまたの経済(御用)学者は金利を下げれば景気がよくなると未だに信じている。金がないから不況だとの虚像に縛られている。

新銀行東京はこの金あまりの時代の借り手不在のなかで、設立され、破綻寸前となった。時代錯誤だ。

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