3/04/2008

たいしたことはない(日銀総裁空席)

次期日銀総裁が与野党の国会対決のあおりで空席になるおそれがあるという。
実際どうなるかは本日時点でわからないが、もし、空席のままの期間が続くようでも、たいしたことはないのではないか?与党はそう言ってしまうと対決への真剣さに欠けるから、わざと大げさに心配する作戦なのだ。
現在の経済に日銀の金融政策が関与できる幅は少ない。ゼロ金利に近い0.5%の公定歩合をさらに下げる余地はない。デフレ脱却には唯一総需要の創出が不可欠で、付随してインフレのおそれがあるなら、金融を引き締めるという日銀の出番となるが、まだまだその時期は尚早だ。通貨の番人・日銀は金利を引き上げ日本円の価値を守ることにその役割がある。インフレ退治だ。

政府の財政の出番なのだ。

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