1/23/2008

水の経済財としての評価を

バーチャルウォーター(virtual water)なる考えがはやっている。
そもそも水は、大量に使う資源だから、遠方には運べず、地域の資源として位置づけられてきた。
しかし、食料品等の輸入にはその食品等の生育(生産)に要した水資源をその輸出国から導入していることになり、だから、水資源問題は地域(日本だけ)の問題ではなく、全世界で対処しなければならない、との「主張」のようだ。

だからどうした、と言いたくなる。そんなことはわかっている。
水不足の国で貴重な水を優先的に配分され生産された農産物などを、水が比較的豊富な日本が生産せず、輸入すること自体おかしいことだ。水資源の値段が正当に評価されておらず、輸出価格に反映されていないからそうなる。水を経済財として位置づけてこなかったことが問題なのをわかっているのだろうか?

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