12/26/2007

新聞はアジテーター

福田首相の「年金問題解決は・・・選挙公約だったのかな」発言を聞いたとき、選挙公約の軽さを選挙人、被選挙人の共通理解として内心納得していた。町村官房長官はその主旨を大胆にも記者会見で公言した。
ところが、新聞等マスコミが問題にするや、内閣支持率が急落。
新聞等紙媒体の報道が、電波媒体のTVラジオに速報性で劣り、多様性双方性にインターネットに負けて久しい。
新聞が生き残る道は、この例のように、国民に問題提起(福田首相の発言は実はけしからんと)する、酷な言い方であれば、けしかける(増幅)のが唯一なのではないか?
各新聞はその読者層に特定性が見られるが、その読者の気持ちを代弁し、うっぷんを晴らす機能が残った。「残った」とは、明治の新聞草創期はそうだったのである。
明治のインテリは「新聞は子供に読ませると有害」と考えていたと聞く。

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