6/11/2007

中国は社会主義国か

中国は資本主義国になったのではなかったか。
6/10のNHKスペシャル「激動中国」を見て、そう思った。これはシリーズもので、今回は北京の渇水対策での貧者の悲哀と富者の奢りの話だ。
北京周辺の省で目の前のダムの水さえ使えず、貧困を強いられる農民と、首都北京の繁栄のなか、都市住民がその水を浪費する。

違和感を覚えたのは、節水対策だ。節水の呼びかけまではよいが、浪費を監視する役人が少ないので、民間人を任命し、(相互)監視役とすることだった。
浪費を強制的に防止する方法は「水道料金値上げ」しかない。料金により、資源の適正使用が達成される。
社会主義では人民の「心」を強制したが、資本主義では「お金の怖さ」で国民の行動を合理化させる。

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