5/07/2007

環境問題は隠れ蓑

ニッポン放送によると(大量廉価の)割り箸の供給は中国からの輸入が大部分で、同国は近時、環境問題を理由に全面輸出禁止の動きだという。同放送の解説では、中国国内では原料となる材木がすでに枯渇し、ロシアから材木を輸入し、中国国内で割り箸に加工し、それを日本に輸出しているので、中国国内の環境問題を理由にするのはおかしい、とのこと。
韓国では、割り箸禁止の措置をとっている。もともと金(かね)の箸の国だからだが・・・

そもそもだが、(割り箸のように)木材資源を使用することは木材産業の育成になるし、再生可能資源なので、限りある地下資源の乱用にならないメリットがある。また、割り箸は使い道の少ない間伐材(小径木)の貴重な使途ともなり、間伐奨励となり、結果として森林育成に割り箸使用はつながるのである。
使い捨てだから資源乱用だ(もったいない)との、短絡的思考はよくない。

中国の禁輸は環境問題ではなく、価格高騰をねらったものだ。
環境(を)問題(とすること)を表向きの理由にして、別のことをねらっているのはよくあることだ。
国際資本によるサハリン天然ガス開発をロシア政府が環境問題を理由に差し止めたが、国内資本のガスプロム社に有利になるようにするためだったことは見え見えだった。

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