4/17/2007

トウモロコシは食用に

再生可能資源としての自動車用バイオ燃料が化石燃料の代替として注目されている。米国などではガソリンの代わりにトウモロコシなどから作るエタノール、欧州では菜種油をディーゼル燃料へと。
しかし、いずれの原料ともが、食料用あるいは食料生産のための飼肥料としてかけがえのないものだ。化石燃料は減量でき二酸化炭素排出量は確実に減らせても、食糧難になっては本末転倒だ。その結果、発展途上国の国民がまずは飢えることになるから、結果は金持ちのわがままともとらえうる。
あるいは、金持ち国・米国の主要産業・農業を助けるだけに終わってしまう。

各資源にはその資源でなくてはならないものと、エネルギー源のように競合資源があるものとがある。
前者は石油化学原料としての石油とか、前述の食料資源とかだが、後者には石油、石炭、太陽エネルギー(熱、発電)、風力、原子力などがあり、相互に融通でき、そうすべきものだ。
前述の自動車燃料はガソリンとか軽油とかによるのが最適なので、それはそれで賄った上で、発電、暖房などのためを石油以外に求めるほうが合理的となる。

0 件のコメント:

コメントを投稿