8/15/2006

今回は官製しなかった

小泉首相の8/15靖国神社参拝に中韓両国は抗議した。中国は、参拝が中国人民の感情を傷つけた、としている。本当だろうか?

中国(シナ)は昔から、上に政策があれば、下に対策あり、といわれた民主主義不在の国柄だ。下の人民の感情が本当はどうなっているか外からは知ることができない。
ただ、昨年春の日本の国連安保理常任理事国入りに反対する上海市民の暴動など、民主主義投票行動によらなくても、人民の感情が洩れ見えることがある。
しかし、あれは官製(官許)デモだった。証拠は、今回を見ればわかる。今回、大規模な暴力行為にいたるデモは発生していない。上が許さないからだ。

人民日報のウェブサイトである人民網(ネット)は「日本は・・・外交問題が発生すると中国を不満のはけ口にすることができる。」と、靖国参拝を国内政治の手段として使っていると解説する。
自分たちの常なる行動様式を、相手もとるものだと考えている。不満のはけ口が上海官製デモだった、と白状しているようなものだ。
まさに、蟹はその甲羅に似せて穴を掘る、である。

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