8/09/2006

浮動票を政治から除外する

三年前のNHKでの小泉首相のインタビュー。
イラク戦争開始時のブッシュ会見後の首相コメントが言葉足らずだったのをフォローするのに「日露戦争後の世論が継戦を要求し、日比谷焼き討ち事件まで起こしたのは、あとになって見たら、世論が間違えていた例だ」と言いのけた。

長野県の田中前知事の敗戦の弁。「投票率が低すぎた」

いずれも、民意なるものへの感想だ。田中氏は浮動票なる民意に支持され六年前に知事になり、今回、浮動民意に逃げられた。小泉氏も民意頼りだったが、浮動的だということを理解している。

支持政党なし無党派というが、浮動票といわれるように、気まぐれこの上ない。しかし(地方部)長野では、名物知事を当選させ、落選させたから、意味がないわけではない。
問題は、大都市圏選挙区での浮動票だ。浮動しっぱなしで、投票所に来たことがない無党派層も多い。気まぐれ、あるいは、永久無関心な有権者だったら、この際、民意の数からはずしたらどうだろうか?

一票の格差が問題となっているが、大都市圏の選挙区の棄権票分(白票ではない)は有権者数からあらかじめ除外したら、地方部との格差問題はなくなる。

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