6/29/2006

建築家が壊す都市の風景

美しい国造りが叫ばれている。
日本の風景、とくに、都市の風景は他の欧米等と比べてなぜ美しくないのだろうか?

それは、建築家が個々の建物の設計において、町並みにマッチさせないからだと思う。
まちづくりのもう一つの主役、土木屋は仕事の特徴として、地域全体を考える習性があるが、建築家は自分の手がけた建物が良いかどうかだけだ。

建物の完成予想パースあるいは完成写真はなぜか周辺の建物を含む町並みを軽視している。(描かないか、薄い色にするなどのパース、写真にできるだけ入らないような構図)
だから、実際にそこを訪れて、評判のその建物を見て、色彩なり、形なり(奇抜さ、周辺からの浮き上がりなど)にビックリし、失望するのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿